脚本:荻上直子
監督/演出:荻上直子
堂本剛
美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める。